子供なんて勝手に育つ
子供が中学生になった頃、
「今日、家庭科の授業で朝御飯の調査があったよ。」
げ。
うちは朝御飯はとりあえず食べる
「あのメニューを正直に?」
「うん、そしたら、」
怒られたか?
「めっちゃほめられた。バランスがいいって。」
ちなみに、
バターロール(一応トースト)、コーヒー牛乳(牛乳に、ペットボトルのコーヒーを混ぜる)、フルーツはたいがいリンゴかキウイ。たまにバナナ。それにチーズ。
最近は、本人の希望でヨーグルトが加わる。
はっきりいってめっちゃ手抜きだ。
それをほめられるとは…。
味噌汁に焼き魚、おひたしみたいなのは我が家では夕食だ。
子供がもっと小さい頃は朝は菓子パンとかふりかけご飯だったな。
私はダメ母だ。
晩ごはんだって惣菜とかレトルトの時もある。子供の高校は食堂のある学校が条件だった。
それでも子供はちゃんと育つ。
病気も風邪程度だし、虫歯も一本もない。
これから子供がどんな大人になるかわからないが、単に大きくするはそれほど困難なことではない。
阪神淡路大震災で、子供夫婦が亡くなり、幼い孫を三人も引き取ることになった、年老いたご夫婦が、
「子供は腹一杯食わせりゃ何とかなる」の精神で、子育てをしたという。
五歳の子供なんか、朝菓子パン、昼、保育園、夜焼きうどんかカレーライスで育つ。
私のようなズボラでもできたのだ。
五万余りの家賃が払えるのなら、保育園の給食で、栄養補給できるではないか?
こういう手合いに限って同棲していた女の家に服を着た犬がいたりするのだ。